新日本プロレスを物語る!

新日本プロレスという最高の『物語』、それは必然と偶然が織り成す感情のドキュメント!主役は、レスラー全員です。

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主役は、レスラー全員です。

ロスト物語症候群 ジェイ・ホワイトの戦い

ロスト物語症候群 

  前篇 ~ハッピー感との戦い~

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こんばんは筆者のクスノキです。

 

INニューヨークMSGにおけるIWGP戦の後、私はある特殊なを発症してしまっていました。人によっては発症までの潜伏期間がある場合もありますが、私の今回に限っては即時発症というケースに当たります。

 

この病に関して症例は非常に多い病となりますが、病気の性質上精神的にも肉体的にも物理的な診察および第三者からのカウンセリングはほぼ不可能な為、現実問題としては有効かつ実践的な処置方法は確立されていないと断言せざるを得ません。

 

その病の名称は、「ロスト物語症候群」と呼ばれるもの。分かっている事の一つに、性別も年齢も人種も制限無く発症の恐れを生涯に渡り孕んでいるという事。私も医療の専門家ではありませんから、病気に関する詳細までの知識はご披露できません。言える事はこの病の発症原因と症状、更には完治までの過程に至るまでケースバイケースであることです。

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MSG後になぜ私がこの「ロスト物語症候群」にかかってしまったのか、こうなれば自力で検証を行っていくしかないのです。いくら病気といえども、戦う相手は自分自身。己の心に巣食う敵との真っ向勝負こそが病に向き合うと言えるのではないでしょうか。やまいは気からと言うではありませんか。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが記事の内容に入っていきます。

 

このロスト物語症候群を発症してしまう恐れ、もしくは前兆を引き起こす要因というものがMSG決戦の以前からあったのは確かです。時期の特定をするならば、ちょうど今年のNJC辺りからでしょう。

今考えれば、だなんていう悠長な感慨では無くNJCから既にこの危機感は私の中にあったのです。まるで映画ジョーズのBGMの如く、ずんずんずんと迫りくるあいつ。そのあいつを誰かが止めていれば私のロスト物語症候群は発症していなかった…のでしょうか。

 

そうです、NJCから既に始まっていた前兆とはこれだったのです。

 

レインメーカー中毒

 

 

私だけではなく、多くの人が今やその頭に中毒が浸透しつつありませんか?

 

NJCで一回戦から決勝戦まで台風の様に駆け抜けていったオカダ・カズチカ。絶対王者だった栄光から陥落したのちに、レインメーカーは地から天へ再び駆け上がっていきました。駆け上がっていく度にオカダが降り注ぐ雨にはある種の中毒性があったのです、その中毒によって私達はハッピー感に酔いしれてしまいました。

 

そのハッピー感が完全に爆発したのはNJC優勝時です。

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対戦相手だったSANADAには止めて欲しかった、私は止めてほしかったのです。

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SANADAがオカダのレインメーカーを食い止めるイメージは無惨にも掻き消され、そこに降り注いだのはハッピー感

降りしきるハッピー感、降って降って降り止まぬハッピー感。

 

そして、降りしきった雲間から顔を覗かせたのは巨大なハッピーエンド感でした。

オカダ・カズチカ

 

いけない。これではいけないのです。

もくもくと煙が立ち込める不安が大洪水とならぬよう私は祈るばかりでした。どうか静まり給えハッピーエンド感よ!荒ぶるなかれ、ハッピーエンド感!

 

ハッピーエンド感が観る側にとっての常体化してしまう危惧を抱き、私は恐れました。ハッピーの常体化はそれすなわち物語の停滞です。その辺の危険性や不安については※以前の記事で書いた通りです。

あの時点でこの物語の停滞を切り裂いてくれるのはもはやジェイ・ホワイトしか居なかった。MSGでレインメーカーをストップしてくれるはずだと信じたスイッチブレード。物語を新しい章に展開してくれるのはジェイしかいない、ジェイだからこそできる。

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しかしレインメーカーのオーバーウェルミングは私の祈りをせせら笑うかのように跳ね除けました…。

 

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食い止めてほしかった私の願いはまたもや無惨に散るのです。再三に渡り散ってしまった原型は再生可能なのでしょうか?

 

MSGでもレインメーカーによるハッピーエンド感は大放出です。観戦した誰もがそのハッピーエンド感に身体の芯の深まで浸った事でしょう。

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ショックを隠し切れませんでした、だけど同時に私にもそのハッピーエンド感は流れ込んでいたわけです。抵抗する意志を奪う浸透圧。それだけでは飽き足らずレインメーカーはその強大な力を膨らませ維持しようとします。

 

そしてMSG決戦後、帰国したオカダの入籍報告会見。

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もう恐ろしい、恐怖ですら感じます。

ハッピーの上乗せ、ハッピーの上塗り状態。よもやハッピーエンドの漆塗り。これでもかという位に雨を降らして固めてまた降らして固める。ハッピーの乾かぬうちにまたハッピーを降らせるなんていう荒業をこの男はやってのけてしまった。

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もういいでしょう。これ以上はハッピーエンド感の大渋滞です。物語はページをめくってもめくってもハッピーという結末しか書かれていない。一体ストーリーはどこにいったのでしょう?

 

そして病は発症に至りました。ロスト物語症候群のお出ましです。戸惑いはありませんでした、予兆がそのままになっただけなのですから。要は無気力状態に似た感覚に陥る為、痛みはありません。ただ物語が私の中から急に断絶され、読みかけの本がどこかにいってしまった。そんな亡念を漂わせるばかり。

 

私には処方箋が必要なのです、どうしても。

jay white ジェイ・ホワイト

 

 

失われた物語の転換はやっぱり彼が握っている。そう信じたい。

さて、ここでMSG後のジェイを見てみましょう。

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うつむくジェイ。。。さすがのジェイも意気消沈、憔悴しきっています。

 

傷は癒えていません。そりゃそうでしょう。ジェイ程の繊細な人間にはハッピーのぬるさは居心地を悪くする一方。このままでは治るものも治りませんね。

更にはジェイの傷をより深刻にしている理由は当然これです

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大切にしていたベルトが行方不明

 

それにしてもこんな悲し気な表情できますか?この訴えかけてくる寂しい目

これがスイッチブレードが魅せる表情というやつなんです。物語には必ず哀愁が不可欠、ハッピーだけじゃ到底生まれない抑揚がまさにこれ。

 

ジェイ・ホワイト、彼はキーマンである事に間違いない。ジェイには物語を切り裂く力を持っているはず、バッドエンドという贈り物を届けてくれる使者になれる。いや、もはや使徒です。使徒は一度倒されても再び舞いおりる使いの徒。

以前の記事にも書き示した通り、ジェイには担う役目がある。

 

もう一度信じたい、ジェイにこの使命を託せる事を。ジェイ・ホワイトからのギフトが届く事を。

 

そんな状況の中、このジェイ・ホワイトを踏み台にすると高らかに宣言し、一歩前に躍り出てきた登場人物がいます。

 

荒武者後藤洋央紀です

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なんと、これまで8度のIWGPヘビー級ベルト挑戦回数(全て敗戦)を誇る後藤選手ですが、まさかこのタイミングでの発起

悲願のIWGPベルト戴冠に漕ぎ着けるようまずはジェイに狙いを定めたのです。

 

 

後藤洋央紀 新日本プロレス ケイオス 

 

長い事待たせてくれました、本当に復活とあらば。

確かにファンにとっては待望の後藤のストーリー。何度も何度も挑戦失敗を繰り返したからこそ、観る側は後藤への熱をいつだって再燃させやすくなっています。これを満を持して、と言ってもいいかは分かりませんがタイミングは悪くありません。

 

ジェイにとってもいきなりリマッチ権の行使をするよりはケイオスの実質ナンバー2(?)であるであろう後藤を倒しておく方が、オカダへのリベンジ戦に深みを出せるというもの。

ただし今回の荒武者はやけに饒舌です。加えて表情も良い。

後藤 荒武者 ケイオス

ジェイを踏み台にすると宣言。

勢いがありますね、今回の荒武者・後藤には。

 

迷います、後藤を応援したいのは山々です。同級生タッグの時があまりに良かっただけに、その後波乱のケイオス電撃加入にはさすがに頭をかしげましたが、それでも厚みのあるキャリアを持つ後藤選手にはぜひともベルトを手にしてほしい(その時にはできればセコンドに柴田の姿があれば感涙です)。

 

新日本プロレスの生え抜きだからこそ、後藤にはヤングライオンからずっと途切れる事の無い物語が色褪せていません。しかしその色には未だ配色が揃わない色がある。それがIWGPヘビー級の戴冠という色。荒武者・後藤物語はいつも最後の最後にハッピーエンドを掴み損ねてしまう章が繰り返されています、そんなハッピーエンドを掴み損ねる男がハッピーエンド感と一体化した男と相見える一戦も見物でしょう。

 

ここでそんな後藤に憔悴の真っ最中であるジェイはどんな反応をしているか見てみましょう

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後藤の事をちゃんと把握しているジェイホワイト。素晴らしい。

 

ここでスルーせずにしっかりと相手を切ろうとするジェイホワイトはやはり繊細です。彼の表現は鋭利だからこそ儚い。独りよがりに踊ろうとせず、ちゃんと相手をダンスホールに誘ってあげる優しい男。

 

 

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あらま、なんてひどい言葉。失敗作だなんてひどすぎる。

これが本当に憔悴している人間なのでしょうか??

言葉にエッジが効いています。落ち込んでいるのは確かです、それでも言葉を振り絞ってジェイは私達観る側に魅せてくれるのです。

 

期待のかかる後藤を応援すると見せかけて私はやはりジェイ・ホワイトです。今の後藤がオカダと戦っても、ケイオスによるユニット仲良しパーティーにしかならないかもしれない。後藤がオカダのハッピー感に加担するのも含め、それらを食い止めてくれるのはやはりジェイ・ホワイトでしょうね。

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ジェイ・ホワイトへの入魂記事はまだ書き終えません、続きは後編にて。

後編では更にジェイの必要性と魅力を私は上塗りしていきます。スッチブレード感の塗りまくり記事となるでしょう。

貴女はまだ知らない、ジェイがjokerになれるという事を。

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ここまで読んで下さった方、長文にお付き合い頂き嬉しいです。

 

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『ロスト物語症候群 後編』

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